yamasawa-aiの日記

短歌と日々の出来事

雪の日の早帰り

昨日の昼から降りだした雪は、20センチ以上積もった。
ちいさな、ちいさな粒が空中からおちてくる。

夜の10時頃、車のまわりの雪かきをした。
軽くやわらかく、手の中にすっぽりはいった子猫のよう。
こんな感触の雪はじめて。

(毎年雪が降った子供の頃は覚えてないけど)そう感じてちょっと驚いた。

 

ちかくの保育園から子供を迎えにきたお母さんがいる。
ちょうど門から出てきた若い夫婦が、はしゃいだ声をだしながら、わたしの前をあるく。
よくみれば父親の手のなかには赤ちゃん。
それもジェットコースターに乗るみたいに並列に、赤ちゃんを前向きにして歩いている。
白いロンパースをきて、足には靴下を履いていない
生後一年も満たないちいさなやわらかいものは
おとなしくもみじの葉っぱみたいな足をつめたい大気につんだしている。

母親は弾んだ声をだしながら、ふたりに沿ってゆく。
はじめて三人ですごすわが家のちいさな非日常が嬉しいのだろう。

 

三人と道をわかれ、
自宅マンションにちかづくと
雪に大騒ぎをする子供の声がしてきた。
雪合戦だろう。
夢中になっているキーキーした歓声。
子供を遊ばせている大人の男性の声もして
あれ、日本語じゃない。
どこで暮らしても、どこの国籍でも雪の日はみんな同じ。