ピカピカとしていた極少粒の黒豆は冷めると虫のようになってしまった。
冷蔵庫からとり出し、タッパーの蓋をあけると、黒豆の重さで角にまとまっている
まさしく奴らである。
インスタ萎え、ツイッター映えだろう。
皿に盛ると、いささかざわついた気分になる。
差し入れた両親はなにか思っているだろうか?
ZIPをみながら、ご飯にのせ食べる。
だって奴らではないから。
あるものでつくる家庭料理は、あらゆる方向で変なものができる。
味付けも安定しない。
だから飽きないのかな。
おうちごはんは、なんだかんだで
一番おいしい。